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NEX-7 の事

「フラッグシップ機」という言葉がある。
本来の語源はともかく、一般消費者向けのシリーズ製品のラインナップ最上位となる製品を表している。

そして、自分の人生の中での数少ない趣味やこだわりの中で、"フラッグシップ機"というものは間違いなくいくつも存在していたが、それを実際に新品で購入して愛でる機会はこれまでほとんどなかった。
いつも、その二番手か三番手でとりあえず満足(納得)していたのであった。その理由はもちろん"経済力"。
少し背伸びすれば"フラッグシップ機"を手に入れる事が出来る状況であった事も少なくないのだが、どうしても踏ん切りがつかず、ずっとそんな事を繰り返していた。

"フラッグシップ機"は、生みの親であるメーカーとしても大切に育てようとするが、二番手三番手のものは、早く云えばしょせん妥協の産物であり、究極的には使い捨て。でも、それは当たり前の理屈ではある事は理解していた。
それらはしょせん一流品ではない。やはり、妥協の心が邪魔をしたとはいえ、愛着の度合いが根本的に異なる。

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"SONYのNEX-7"。永遠の名機になりつつある。
本格的なカメラ小僧人生は、"NEX-5"から始まって、二台目である。その"NEX-5"もセカンド機として健在。

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思い切って買って良かった。その後他社も含めおびただしい新製品が発売されたが心を動かされたのは"RX-1"のみ。
現在に至るまで、ハードウェアとしての他のカメラへの関心はゼロに近い。
「良いものは結局お得です。」という、某製品の名キャッチコピーを思い出す。

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"フラッグシップ機"の価値は、長く愛でることが出来るという、大きな意味での経済性にも通じる。
あくまでも自分の場合だが、本当に良い物を手に入れると、世間(そのジャンル)の動向に関心がなくなるのだ。
それが「満足」というもの。思い切った投資と引き換えに、「もっと良いものを」という飢餓に近い欲求がほぼ消滅するのが最大のメリット。

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なんでこんな事をだらだらと書いているのかというと・・・残念な事態なのだが・・・
どうも、SONYの"NEX"シリーズは消滅するようだ。ネーミングは先輩の"α"に統一するらしい。
"NEX"ファンにとっても"α"ファンにとっても残念な事態だが、送り出す側はかつての"日本が世界に誇るソニー"ではないのだし、併存させる体力もないのだろう。両方共消滅するよりもずっと良いではないか、と前向きに捉えよう。
優等生のデジカメ事業といえど、経済合理性が優先されるのは仕方がないのだろう。

その影響というわけではないが、これからも永く愛用しようとあらためて決意するのでありました。
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この記事へのコメント

おたけ : 2014/03/11 (火) 09:32:48

>"日本が世界に誇るソニー"

おはようございます(^^)
家電業界のデフレ脱出が中々難しい企業も多いですね、かつてソニーのAIBO事業が消えたようにトップの指示で廃止の対象に上がればそれが時代なのかもしれませんね。
ソニーがフイルムに依存しないカメラ”マビカ”を発表した時は衝撃的でしたね。
独自の製品を開発できる技術があるのに、AIBOもあのまま進化していればもっと凄いものが世の中に出回っているのにね、森田と井深が作ったSONYが目指したものは何処へ行ってしまったのでしょうね。

おたけ : 2014/03/11 (火) 12:34:41

訂正>盛田ですね(^^;

管理人 : 2014/03/12 (水) 13:14:42

さて、どうでしょうねぇ。( ´ー`)
たとえ両カリスマが現役だったとしても、会社の成長期の時代と現在では、経営環境も市場環境も消費者ニーズも比較にならないほど複雑で多様化してるから、かつてのような成功を収めるのはムリだと思いますね。(。-ω-)

はりー : 2014/03/14 (金) 10:51:32

物欲魔人の格言の中で
欲しいものがあるときは、一番高価な、一番欲しい物へ逝ってしまうのが一番「安くつく」というのがあります。
沼の底へダイブする感じです。
後から思えばそうなんですが、まずどこが「沼の底」かという事を見極める所から問題なんですよね(実は底は人によって違うのですよね)
知識と意欲が無いと沼の底は見えません。
見えたと思っても、まだまだ底が広がっているのが沼だったりしますね。
フラグシップ機というのは、ある意味沼の底なので、分かりやすいですね。

管理人 : 2014/03/14 (金) 21:19:50

そうなんですよね。
しかし。「よおし、行ったれ!!」と、思い切って底まで行ったとしても、その直後に更に深い沼の底が現れたりする事もままあるわけで。
・・・ですよね。(*´~`*)

mino : 2016/11/10 (木) 16:39:11

未だにNEX-7を愛用しています。
現在でも機能面でそこまでの不自由を感じてない点と
何よりデザインの良さがあります。
4年使ってきて、ダイヤルナビやボディの一部が
擦れて
そこから見える銀色の傷すら味わいに感じ
愛おしく思いますw
現在NEX-7を超える性能のミラーレス機は
沢山出ていますが
NEX-7のように何が何でも欲しいと思わせる
モノが無い限り
私も愛用し続けると思います。

管理人 : 2016/11/11 (金) 13:13:48

コメントありがうございます。
何といってもあのEVFが画期的だったし、"NEX-5"からのステップアップにはツインダイヤルの操作性がサイコーに快適でしたね。
今でも画質に何の不足もないので、ひょっとして墓場にまで持っていけるかも、などと思う秋の夕暮れです。( ´ー`)

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