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ほろ苦いデビュー その3 駆け出しライターの生活

一連の記事は、自分のPCライター人生(わずか6年間ですが)を振り返ってみて、決して平坦な道ではなかったという事実を綴るのに避けては通れない出来事なので詳細な経緯を書いている。
すなわち、他者への個人攻撃の意図などまったくないので以降はイニシャル表記とする事にします。

さて。それまで三冊の共同執筆メンバーの一員として原稿を書いていたのだが、出版社から一度も校正の指摘がなかった(注1)ので、秘かに自信を持っていた。ニフティ会議室のおかげで無意識に文章書きの訓練が出来ていたと。
もちろん、原稿提出前に自分自身で徹底的に校正作業をしていたので、少なくとも誤字脱字の類などは一切なく、文章そのものも良く出来ていたのだと鼻を高くしていたくらいである。( ´ー`)

"Access 2.0 データベース作成のコツ"は、実質的なデビュー作と認識していたので、いやがうえにも気合が入り、怒涛の勢いで書き上げた。手がけてから約一ヶ月、以前にも増して自己校正を丹念に行い、サンプルプログラムとともにエーアイ出版に原稿を提出した。編集者も驚いていた。以前にも増して鼻高々の自信満々であった。
原稿なのだから当然締め切りが存在するが、指定された期日よりはるかに速く仕上げたのである。
そんな事が可能だったのは、もちろん"みなぎるようなモチベーション"があったから。(´∀`)
"Access"の勉強も、大げさに云えば毎日が「眼から鱗」の連続であり、楽しくて仕方がなかった事も大きいな。
共同執筆のカタチではあったが、明確に役割分担が決まっていたので、遅々として進まないS氏の進捗などまったく眼中になく、ブルドーザー式で作業を進めた結果である。

当時も今も自分は会社員である。平日の日中はまず原稿など書けない。休日に集中して書けば良いようなものだが、それで済むような半端な量ではない。
サンプルプログラムにしても、それまでのようなお気楽サンプルではなく、一応単体のアプリケーションとしてきちんと動作する事を検証しなければならない。
何しろ"Access"の解説書の執筆者でありながら、手探りで勉強中というレベル(注2)だった事もあり、それだけで相当な時間を費やしたし、"桐"の時とは全然異なる重い責任感とプレッシャーを感じていた。

それでなくても、何度も書いている通り当時は自社の基幹システムの大規模改修中であり、そちらにも相当なエネルギーが必要(本末転倒な表現だが)な状況だったのである。

自分の場合、原稿の量は実際に出版される記事の二倍から三倍程度を書いていた。そこから余計な部分をそぎ落とし、内容の取捨選択しながら所定のページ数になるよう仕上げるという方法を採っていた。
本書の場合、自分の分担は約200ページだったので少なくとも500ページは書いたことになる。
一見大変な量だが、小説や論文などとは異なり、かなり図版が挿入されるので実質文章としてはその半分程度である。とはいえ、何しろ自分自身が入門レベルに毛の生えた程度なので、用語の正確さや統一等にも気を配りつつ、誤った説明文を書かないように確認作業を特に入念にと、やたら時間がかかることに変わりはない。1ページ書くのに数日間費やす事など珍しくもなかった。

さて、休日だけでは足りないのでどうすれば良いかというと答えはひとつである。
睡眠時間を減らすしかない
何しろ本業が前述のような状況なので、原稿書きのために休暇を取るという荒業も使えない。
では、平日の何時頃書けば効率が良いかといえば、悩むまでもなく明白。それは早朝である。
一見夜に書けば良さそうだが、それをやると作業に熱中した結果、徹夜が当たり前という状況に陥る事が容易に想定され、そうなると本業に悪影響が出るのは確実。それは絶対に避けなければならない。

さて、それでは何時書くか。一日に2時間程度ではまったく足りない。4時間程度は必要である。当時は(今もだが)、7時半までに家を出る生活だったので、作業量を勘案すれば 3時までには起床しなければならない。逆算すると、10時までには寝床に入る、のではなく睡眠に入る必要がある。寝付きの良くない性格なので9時頃には寝床に入る事になる。
いくら睡眠時間を削るといっても、5時間程度は確保しなければという前提での計画である。(注3)
・・・と書けばカンタンそうだが、それまでは完全に夜型であり、連日午前2時頃まで眠りにつく事がないという生活パターンだったので、それを逆転させるのはけっこう苦労した。
けっきょく二週間くらい経ってからようやく早朝パターンがスムーズに身についたのだが、とにかく最初は「しんどかった」の一言。(。-ω-)zzz

さて、実は今回のシリーズの核心はここから以降なのだが、ページが尽きてしまったので、以下次号。( ´ー`)

(注1)
実際には細部を校正されていたかもしれないが、記憶ではそうである。
(注2)
エーアイ出版の担当者からは「執筆者が勉強しながら解説書を手がける事など日常茶飯事だから、気にしなくて良い」と激励されていたので「そんなんでエエんか」と感じつつ、特に罪悪感を感じずに済んでいた。(;`ー´)
(注3)
記事を書いていて、今頃気づいたのだが、午前2時頃まで起きていたという事は、実際には睡眠時間はほとんど変わっていない。シフトしていただけである。だから体力的には問題がなかったのだな・・・
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