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Dual 721

今月のニューカマー。知る人ぞ知る、ドイツ製の名機「Dual 721」である。
以前に所有していた「Dual Golden 1」に致命的な不具合が発生して使用不能となり、思い切って処分してしまって以来、約1年間アナログレコードを聴くことがなくなっていた。

Dual Golden 1
在りし日の「Golden 1」。オート機構が不調となりマニュアル再生専用機となってしまった。( ;∀;)

1970年代のDual製品にしか関心がない(異常なこだわりやな・・・)ため、オークションを随時チェックしていたが、まともに動作しそうなものが出品されてこないので、レコード再生はほぼ諦めていた。
何しろ30年以上前の、しかも国内では比較的マイナーな製品だったのだから、完動品が存在する事すら望み薄。

とはいいつつ、やはり我慢しきれなくなり、国産で唯一Dualとほぼ同機能を有するらしい「SONY PS-X600」を入手した。SONYのアナログプレーヤーなんて考えもしなかったのだが、いろいろ調べたところ、レコード再生の前後にミュート機能を備えているのがSONYの数機種だと分かって、にわかに関心が高まったのである。
"NEX"のおかげで、自分の中ではソニー株が上がって来ていた事も少しは関係しているな。

SONY PS-X600
「SONY PS-X600」は、フルオート機構に加えて"バイオトレーサー"というハイテク機能を装備したスゴイやつである。
しかし、どれほど高機能であろうとも、趣味の要素が大きいのがアナログプレーヤー。この四角く不細工なアーム基部が目に入るたびに、興ざめ。( ´ー`)
機能的にはモンダイないはずであったが、これも期待外れに終わった。期待のミュート機能は、単純にアームリフターに連動しているだけのシロモノであったのだ。
何と、アームが降下してカートリッジの針先がレコード盤に接地する前にミュートが解除されてしまうではないか!!
つまり、針先がレコード盤をトレースするまでアンプのボリュームを絞っておかねばならない。再生後のオートリフトアップ時も同様である。なんじゃこれ!? これでは普通のフルオートプレーヤーと変わらない。
これやったら意味ないやんけ!!何という落胆。カネ返せの最悪の気分である。(`Д´)
【2012.8.21 訂正】
後日判明したのだが、PS-X600は、ちゃんとトレース開始前とリフトアップ前にミュートするように設計されているらしい事が分かった。SONY様及び本機の開発者様にはこの場を借りてお詫び致します。
そうゆうわけで「カネ返せ!」は出品者に向けての怒りの言葉であるという訂正です。


そして、あろうことか、この心境を見透かしたかのように 1ヶ月もしないうちに現れたのが「CS-721」。"神"や。

Dual 721
返品OKの完動品らしい。自分がターゲットとしていた製品群の再後期にあたる製品である。('79年)
何という巡りあわせであろうか。ベルト劣化の心配のないダイレクトドライブ方式、しかも、"SHURE V15 Type Ⅳ"付きにもかかわらず、19,000円で落札となった。
これまでの Dual 詣での中でダントツに最安である。ついに幸運の女神が微笑んでくれたのか・・・

Dual 721
さらに進化したジンバル方式のトーンアーム。

Dual 721
このメカメカしい操作部がたまらない魅力。(´∀`)

Dual 721
固唾を呑んで最初のテスト再生。ごく軽いスタートレバーを操作すると、アームがわずかに持ち上がり、シャキシャキという感じの独特の小気味良い動きでレコード盤外周部に移動し・・・
羽のようにふんわりと、ごく緩やかな速度で盤上に降下する。もちろんこの間まったくの無音である。

Dual 721
そして、音溝をトレースした直後に、ミュート回路が切れ、わずかなスクラッチ音とヒスノイズと共に演奏開始!!
完璧や!!これを待っていた。この神のようなオートマチック機能は、掛け値なしに素晴らしい!!

Dual 721
やはりアナログレコードの回っている姿は格別や。じっくりと音楽を聴く気分に誘ってくれる。
頼むから、もう壊れないでおくれ・・・( ´ー`)

Dual 721 カートリッジ
せっかくマクロレンズがあるのだから針先チェックと思ったが、この倍率ではやはり見えません・・・
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この記事へのコメント

くりまんじゅう : 2012/02/19 (日) 18:40:10

まさに趣味人ですね。懐かしいです。

実はSHUREのカートリッジは使ってました。35年位くらい前なので型番は忘れましたがMC型のやつ。トランスつけてました。^^;
プレーヤーはVICTORだったような…
分厚い(桜の?)一枚板をくり抜いてダイレクトドライブのターンテーブルをはめ込んでました。ピカピカに磨き抜いた鏡面仕上。
でも、トーンアームはSMEだったかな。(記憶薄)
オーディオテクニカのスタビライザーとメーカー名忘れた分厚い…なんて言うんでしたっけ?ターンテーブルの下に敷くゴムマット。
マッキントッシュは無理だったけど(笑)、オーレックスのプリアンプにローディのパワーアンプ。スピーカーはヤマハのド定番NS-1000M。タンノイやJBLに憧れつつにね。^^;
そして、エアチェックはアカイのオープンリールに、チューナーはもちろん、トリオ!(笑)
レコパルで長岡鉄男に触発されて、自作スピーカーなんかも作りました。(爆)

当時、月に一度、秋葉原に通っていたものです。(笑)
真空管を買いに…。^^;

ある : 2012/02/20 (月) 04:32:57

くりまん先生たら、久々に写真を褒めに来てくれたのかと喜んでたら、肩透かしか。
まぁ、仕方ないか。まったく進歩がないもんなぁ・・・( ´ー`)

いやいや、お話を伺うと立派なオーディオマニアじゃありませんか。そういえば、ムカシは「オーディオマニアはカメラマニアでもある」という話しを良く聞きました。たしかに共通項が色々とありますよね。やたらとカネがかかるのも含めて。
しかし、SMEのアームを使っておられたんですか。芸術的な美しいデザイン、憧れでしたね。もう捨てた ?
"ターンテーブルの下に敷くゴムマット"か、そんなのもあったような記憶がかすかにあるけどもちろん名前は知りません。
ちなみに、自分はオーディオマニアまでは行ってません。ギリギリの所でオーディオファンの領域に留まってました。
限りあるフトコロ事情の中でクルマに関心が移りつつあった事もあるし、そもそもオーディオ趣味に百万円もかけるなんて考えられなかったですから。
深みにはまらず、それで良かったと思ってます。

おたけ : 2012/02/20 (月) 12:27:57

すごいですね>あるさん
NAGAOKAのレコード針って売ってるんですよね(゜o゜)
家にも、ダイヤトーン(DS-35B)がいまだに残ってます、後は地震(H7/1/17)のときに壊れた納屋とともに
処分しました
従兄弟が猛烈なマニアで、そのお下がりをもらったのですが>残念(;;)

ある : 2012/02/20 (月) 16:53:32

おたけさん。おかげさまで衝撃の事実が判明しましたよ。
NAGAOKAさんがある限り安心・・・と思ってたら、何と、カタログから落ちてる!!( ゚д゚)
https://sv27.bestsystems.net/~dajau000/search/search.cgi#a
まぁ、そんなに大量のレコード再生はしないので、今の針で間に合いそうではあります。
それよりも、数年先にはおそらくプレーヤーの方が先に逝ってしまう気が・・・

はりー : 2012/02/21 (火) 14:01:10

ご多分にもれず、オーディオ関連も好きでしたが、
5万円ぐらいに下がったCDプレーヤーを購入して、CDに移行してしまいました。
安モノのプレーヤーでしたが、SL1700と言えばテクニクスのDDプレーヤーで、まだあります(動くのか?)
静電除去やら、ブチルゴムのターンテーブルマットやら、SHUREのM95も持ってましたよ。シェルはオーディオテクニカ製のマグネシウムシェル。MCカートリッジは買わなかったですが。
なんで、CDに行ってしまったかというと、気を使って一生懸命やってLPレコードをかけるのに疲れたから。
それが良いと言う方も居ましたが。

あるとき、聴き比べみたいなイベントがあって、自分の耳がこの程度かと思ってから、鳴れば良くなりました。
それから興味が車に行って、パソコンに行って、今はヘッドフォンでシリコン・オーディオを鳴らすぐらいです。
最近、じっくり音楽だけ聴いている時間が無くなってしまったのがちょっとさびしいです。

ある : 2012/02/22 (水) 10:06:51

はりーさん、どうも。

>自分の耳がこの程度かと思ってから
わっはっは。○=(゚∀゚ )
これやこれ!! マニアの泥沼に入らずに済んだ最大の理由がこれでした。
「音の違いがわからない」これに尽きますね。どんくさかった、自分の音の感性に感謝ですわ。

スピーカーやカートリッジはともかく、アンプの音の違いなんててんで分かりませんでした。
いや、厳密にいうと違いがある事くらいは分かっても、そのどっちが優れているとかはからっきし。
ましてや、"サンスイらしい音"とか"ラックスマンらしい音"とかのレビューを見ると異次元の世界。
ケーブルを変えると良くなるとか、果てはコンセントを逆に挿すと良くなるとか、まるっきり理解不能。
理解したいともまったく思わなかったですね。

それでも、CDとLPレコードの音の違いくらいはきっちりと感じますよ。もちろんレコードの方が上。
これはCDプレーヤーの品質レベルのせいかもしれませんがね。
何しろ、ウチにはCDプレーヤーは多数あるけど、PCのドライブだったりクルマのプレーヤーだったり、果てはレコーダーのドライブで、専用のプレーヤーなんて所有してないですからね。
まともなCDプレーヤーというのは、オンキヨーのミニコンポに内蔵されているものくらい。(^。^;

一見さん : 2012/08/21 (火) 00:59:21

PS-X600の良さがわからんとは、随分と小物だな
景気の悪い時代しか知らない人間からすれば80年代のデザインってだけで涙が出そうなくらいなのに
贅沢言うなよな

一見さん : 2012/08/21 (火) 01:08:11

何がブサイクだよ 良い年してものの言い方までわからんのかよ
そのブサイクなプレーヤーを大事に使っている人間がたくさんいるというのに

管理人 : 2012/08/21 (火) 13:49:23

コメントありがとうございます。おかげで思い出しました。
"PS-X600"に関する記述に一部間違いがあったので訂正しておきました。
ここは 2ch ではないし、マナーを欠いたコメントに対しては黙殺または削除する事にしていますが、今回の場合は表現方法を別問題とすれば、筋の通ったご意見ではあると思います。
ブログの基本方針に関わる事でもありますので、後日独立したエントリーとして書きますのでご参照下さい。

: 2015/05/08 (金) 01:18:24

PS-X600のミューティング機構が正常に動作できないのはフォノイコライザの方に問題があります
まぁ済んだ話でしょうが…

管理人 : 2015/05/08 (金) 14:06:32

そうですか。そんなの想像もしてませんでした。(;`ー´)
今となっては再現不可能ですが・・・
情報ありがとうございます。

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