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SME 3009 Series II Improved

唯一無二の機能美を誇る名機"SME 3009 Series II Improved"。

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※今回は写真をクリックすると拡大表示されるようにしています
1997年。約40年前の発売か・・・一昔前というほどの時期でもないが、並の家電製品ならとっくに廃棄処分またはポンコツ状態のはずだが、趣味性の製品ならまったく話は別というのは当たり前。オークションを見てみると今でも大人気のようである。
当時隆盛のオーディオ機器に関心があった時期の終わり頃にこの名機の写真を目にして以来ずっと控えめな憧れを秘めていた。
さしもの長く続いたブームが下火になった後は、クルマやパソコンなど更に魅惑的なモノに関心が移り、オーディオ機器に関心がなくなってしまってからも、それは意識の底にずっと密かに息づいていた。初恋の人のように・・・てホンマか (;`ー´)
そして数年くらい前からまた気になりだして以来、半年以上も悩みに悩んでようやくヤフオクで手に入れたのが約4年前。
その後いそいそとクリーニングはしたが、分解メンテナンスまではしていない事もあり、きちんと初期の性能を維持しているのかどうかは分からない。まぁ、劣化はあるはずだがレコードを聴いていて音質に不満を感じないので、その事は気にしないようにしている。

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いつも思うのが、アーム支持部品のアタマの部分がおむすび形でなくても、これほどまでに魅了されただろうか ? という点。

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答えはもちろん「No」や。この先代の"Series 1"はフツーに円筒形だったため、まったく目に止まってなかったからね。
ただし、オーディオ機器の重要パーツのひとつではあるが、この精密トーンアームによる音質の向上に惹かれたのでは当然ない。
何しろ、ここから生まれるサウンドの再生音など一度も聴いた事がなかったのだから。そもそもアームだけの単体製品であり、必ず他の製品との組み合わせになるので自分の感性で良し悪しの判別なんて出来るわけがないし。( ´ー`)

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調べてみたら当時の価格は(今思えば驚く事に) 5万円未満だったらしい。
しかし特に高価格ではなかったとはいえ、見栄えのためだけにその金額をつぎ込むなど当時の自分としてはありえない選択だった。
何しろ、これに見合うターンテーブルやカートリッジなど揃えて"プレーヤーシステム"とするには軽く20万円超コースになるため。

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おむすび形の理由はもちろんお遊びなどではなく、糸吊り方式の"インサイドフォース・キャンセラー"の支持部を構成している。
いわゆる必然性から生まれたデザイン。これがまた"ライダーウェイト"と対になってこの名機の視覚的魅力の重要要素となっている。
ちなみに、マニアになるとこの一目盛0.25gとされている位置が一段変わるだけで音質の変化を聴き取る人もいるらしい。
自分としては、そんなの分かるはずないと開き直ってるし、針圧調整でこの吊り糸を外したまま忘れていてキャンセラーなしでしばらく聴いていた事が何度かあったというのに、何の音質劣化も感じる事がなかったのだからお気楽なもんである。( ´ー`)
更に幸運だったのは、いくつか所有していたピックアップカートリッジがこのアームの特徴である軽量軽針圧用ばかりだった事。
カートリッジといえば○○の一つ覚えのように出てくる"オルトフォン"製品や"DL103"等とは縁がなかったのも幸いした。

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"SME 3009 Series II Improved"。所有する悦びをしみじみと感じる事が出来る。永遠の名機と称するにふさわしい。
幸か不幸か、微妙な音質の聴き分けが出来る聴覚感性を持たない事が残念ではある・・・いや、そうでもないか。
とにかく「見た目で選んで何が悪い !! 」でいいじゃないですか。( ´ー`)
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