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究極のスーパーツール「Microsoft Access」 その2

自分の記憶に間違いがなければ、"Microsoft Access"デビュー直後の初期の雑誌広告に使われていたサンプルプログラムの画面はこんなイメージだった。※実際にはもっとシンプルな構成だったが、イメージはそのまんま。

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市販データベースソフトでこのようなサンプルプログラムを眼にしたのは初めてだった。当時の水準からすると、その完成度の高さは飛び抜けていて「あり得ない」と感じた。自分の中で"桐"や"DBPro"は一瞬で蹴散らされてしまった。
「スゴイ!! アクセスならこんなソフトが出来るのか・・・」衝撃を受けた。
「Windowsソフトはこうでなくっちゃ!!」そしてため息。「もうこれしかないな・・・」

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"桐"では到底実現出来なかった、憧れていた伝票画面。「これや、今まで望んでいたのはこれや!!」
高価な業務用ソフト製品なら、こんなのは当然なのだが、それらと遜色ない画面が"Access"なら「カンタンに出来上がる。しかもノンプラグラミングで。」というような紹介の仕方だったと思う。もちろん実用面ではそんなのはウソだったのだが、しかし画面(Form)だけなら確かに、ちょっとかじっただけで出来てしまう事も間違いなかった。

様子見を決め込んでからいくらもしないうちに"Ver.2.0"に進化した事もあり、「習得出来るかどうか見極めて・・・」という迷いは完全に消え去り、焦りさえ生じた。「何としてもモノにするぞ!!」と決意したら、後は早かった。
猛勉強を開始した。マニュアル本を買いあさり、ニフティの"Access"会議室に入り浸りとなった。
相変わらず「桐ごみ箱」にも顔を出してはいたが、それは惰性に過ぎない状態だった。

とにかく、このサンプルプログラムには魅了された。しかし、初めて購入した記念すべき"Micosoft Access Ver.2.0"には、このサンプルプログラムが付いてこなかった事には、別の意味で衝撃を受けたのだった。
「ウッソー!!何でやねん、そりゃないやろ!!」と・・・( ´Д`)

付いていたのは"NorthWind"という、しょーもないサンプルプログラムだけ。内容的には悪くはないサンプルプログラムだったが、いかんせん画面の出来が月とスッポンで、大いに落胆させられた。

Moukari03.jpg
それでは、このスクリーンショットをどうやって入手出来たのかというと、これは「もうかりまうす」という製品の体験版なのである。劇的に進化の速いソフトウエアの世界で、20年前とほとんど変わらない画面構成で、未だに市販の製品として存在しているという事実そのものが驚きでもあるが、逆にいうと最初からいかに完成度の高いソフトだったのかという事実の証明でもある。
「もうかりまうす」というふざけた名前の製品の開発・販売元は、"北陸大同産業"という会社である。石川県金沢市に本社がある、けっこう歴史のある会社でしかもその社長の名前は「裏野 実」氏なのである !!
「・・・なのである」などと強調表現したって、その意味が分かる人はごく数名に過ぎないはずなのだが。(;`ー´)

ここから先は完全に憶測に過ぎないのだが、"北陸大同産業"が"Access Ver.1.1"の将来性に目をつけ、マイクロソフト社に売り込みをかけて首尾良く広告に載せる事が出来たのだが、サンプルプログラムとして提供するにはあまりに契約単価が安すぎて決裂したのだと思われる。そうでなければ、製品カタログでも大きく前面に出してアピールしていたこのプログラムが実際の製品に付属しないという異常な事態は説明が付かないのである。

現在の水準からすれば「これくらいどうって事ぁない」し、今なら自分でも、これくらいというよりこれ以上のアプリケーションソフトは苦もなく造れるのだが、20年前はとてもそんな事は考えられなかった。
とにもかくにも、社内システムの再構築は完全に"Microsoft Access"と決定した。もう後戻りはあり得ない。
それから20年。相変わらず今も「Accessに魅せられた」自分が存在している。20年か・・・( ´ー`)

究極のスーパーツール「Microsoft Access」

時は1993年11月。
PCのOSが"MS-DOS"から"Windows"へと移り変わろうとしていた中で、運命のソフトウエア製品がついに現れた。
MicroSoft の大々的な広告に文字通り「眼が釘付け」となった事を昨日のように覚えている。
"桐"に対して抱いていた不満点をすべて解消し、自社の手造り業務システムを本格的なシステムに進歩させるにはこれしかない、と直感した。

Access1-1 (1)
"リレーショナルデータベース管理システム"。カタログにはっきりとそう書かれている。
略語で"RDBMS"。求めていた理想のソフトウエアだった。

Access1-1 (2)
ご多分にもれず、「誰にでも使える操作性と高機能・・・」と書かれているが、そんなものを信じるほどの純朴な心はとっくに失くしてしまっている。小規模とはいえ業務の基幹システム完全リニューアルとなる肝心要のソフトウエアになるのだ。長期間使えそうかの見極めも必要だが、「そもそも自分に習得できるのか?」の方が重大な関心事。
一応"桐"と同ジャンルとはいえ、似ても似つかない根本的に成り立ちの異なる製品なのである。
いきなり飛びつく事はせず、ニフティ等で情報を収集しつつ様子見の状態がしばらく続いた。

Access1-1 (3)
「マウスで簡単にリレーション」他にも"RDBMS"を名乗る製品は多数存在していたが、これが最大の決め手になった。
グラフィカルなクエリーデザイン画面によるテーブル間のリレーション操作。積年の憧れだった。カタログを眺めてはため息をついていた。「自分の求めていたのはこれや。いつか必ずものにしてやる。」
壁に貼ったアイドルのポスターに見とれる少年少女のような心境であった。
・・・いや「ものにしてやる」ってのはちょっと違うかな。(;`ー´)